自分なりのこだわり『お浸し』にございます。
そのこだわりは、出汁を引くところから始まるのでございます。
まぐろ節と利尻昆布ですっきりとした風味の一番だしに、金両醤油の杉桶仕込み醤油と白扇酒造の本みりんを8:1:1で配合した調味液が、とりわけてお気に入りでございます。
この調味液に季節の菜っ葉を茹でて、浸してしまえば良いのでございます。
ほうれん草や小松菜はもちろんではございますが、ニラに青ネギに水菜、オクラに菜の花にブロッコリー、ピーマンにアスパラにキャベツ、枝豆やのらぼう菜などでも美味しゅうございます。
一晩置いたモロヘイヤやつる紫のお浸しのぬめぬめは、一味違う美味しさでございます。Sato