父が作ってくれた『胡桃餅』が、なんとも大人な味がしてとても好きでございました。
キッチンのカウンターで並んで一緒に胡桃を割り、すり鉢にあてて、粘り気のある透明な甘い液体を入れると一気に柔らかなペーストになって、その甘い中にもほろ苦さ残る胡桃ペーストを焼きもちにのせていただくのでございます。
が、「毒味」と称した味見が多いため出来上がりは半分ほどとなってしまい、お互いのせいにし合って大笑いするのでございました。
現代ハマりにはまっておりますのは『クルミッ子』にございます。
パッケージが洋風になったので洋風菓子の風貌ではございますが、元は鎌倉殿が描かれた渋い包装紙でございましたゆえ、和菓子屋さんの和菓子の認識にございます。
とにもかくにも美味しゅうございます。Sato